작품 소개
그동안 본 대학교에서 사용해오던 『일본 명문 감상』을 개정 출판하게 되었다. 이 교재는 중급 수준의 일본어를 학습할 수 있도록 만들어졌는데, 초급 일본어 교재로 사용하고 있는 『현대 일본어 첫걸음』에서 익힌 어법 및 어휘 문형을 이해한 후 중급 고급 수준의 다양한 문장을 접함으로써 근현대의 난해한 문장을 대하더라도 충분히 독해할 수 있는 학습 능력을 키워줄 것이다.
이 책은 일본의 수필 평론 소설 등 다양한 장르의 문장을 모아 엮었는데, 주로 문학과 문화 관련 내용을 담아서, 일본어 실력의 향상과 더불어 일본을 이해하는 능력을 키우는 데 있어서도 도움이 되도록 고려하였다.
본 교재는 모두 24과로 이루어져 있는데, 각 과에서는 본문과 함께 작자 소개, 한자 읽기, 문형 연습, 숙어 등을 정리하여 효율적인 학습과 지도에 편의를 도모하였고, 특히 한자 위에는 읽는 법을 가나로 표기해놓아서 독학하는 사람도 편리하게 이용할 수 있도록 신경을 썼다.
책 속으로
第一課
孤独
亀井勝一郎
われわれが孤独感をいだきはじめるのは、いつごろからであろうか。だれしも思いあたるように靑春時代である。
いわゆる第二の誕生日 ― そのときはじめて孤独の意識を明瞭にもつであろう。すなわちおのれの生き方を求めようとする欲求の起こったときだ。その理由は、人生が未知であることにもとづく
むろん多くの先人の教えはあり、人生を説いた書もすくなくはないが、それを生かしていくのはけっきょく自分自身であり、ただひとたびのいのちをなにものかに賭して人間は生を終えるのだ
しかもそういう一生は、あらかじめはっきりきまっているものではないし、自分の将来の図式はどこにも書かれていない。どういう本を読んでも、どういう人の教えを聞いても、自分のなにものであるかを明確に予知することはできないであろう。未知の世界にはじめて目を開いて、そして生きてゆかなければならない。自分の步むべき道というものはなくて、自分の步いたところがそのまま道になる。そういう不安定にむかって進んでいかなければならぬ。新しい運命をきりひらいていく。それを真剣に考えるとき、われわれは孤独をあじわうのである。
むろん孤独というものは、かならずしもひとりぼっちでいるという意味ではない。それは人間と人間とのあいだに起こる。親、兄弟、その他多くの友人あるいは一般社会の人、そういうもののなかにあって、はじめて孤独感をいだく。なぜなら人生を生きるとは人間のあいだを生きていくということだからだ。多くの生命の流れのなかに、おのれの生をかけることだからだ。しかも、安んじて自分の身を託すに足るものの見つからない焦燥不安 ― ここに靑春がある。孤独の感じをいちばんさきにわれわれに味わわせるものは、幸か、不幸か自分にとって最も親しい者である。常識からいえば、親しく愛し合っているあいだがらでは、かならず自分の行くべき道について、理解をもち、みちびきを与えてくれると思うのが当然であろう。
しかしどんな親しい者であっても、ひとりの人間の生き方というものを明確に示すことはできるものではない。はじめのあいだ、われわれは師や両親や友人に期待する。また師や両親のほうでも、心からみちびき教えようと心を労するのは当然である。しかし、自分の未来のことごとくをそこに期待するのは、期待するほうがむりなのだ。小児の手をひくように人生をみちびいていってくれる人はない。
われわれは青春時代、はじめて道を求めんとするとき、つい周囲の親しい人にすがりつく。いろいろ相談する場合もある。しかしどうしてもまんぞくな答えを得ることができない。かえって親しい者のあいだにおいて孤独を感ずる。肉親や師にそむくことさえしばしばある。人生の荒波を渡る孤舟 ― これが人間の姿だ。
作者 : ?井勝一?かめい かついちろうㆍ1878-1935)
作者 : 亀井勝一郎(かめい かついちろう・1878–1935)
評論家。函はこだて館市生まれ。東京大学美学科退学。『転てん形けい期き の文学』 『人間教育』 『大やまと和古こじ寺
風ふうぶつし物誌』 『現代史の課かだい題』。
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